開業をするなら知っておきたい基本的な用語4選

開業をするなら知っておきたい基本的な用語4選

ビジネスの場においては、学校では習わないような様々な専門用語が飛び交います。開業を考えている場合、用語が分からないままでは円滑な経営ができなくなってしまうかもしれません。
このようなことのないように、開業をするなら知っておきたい基本的な用語についてお伝えしていきます。ぜひ参考にしてください。

バリューチェーン

バリューチェーンとは、直訳すると「価値の連鎖」。企業として行うすべての活動を、価値を生み出すための1つの連鎖として捉える考え方のことを指します。
バリューチェーンは、物流やサービスといった基本的な「主活動」と、インフラや人事といったサポート面の「支援活動」によって構成されています。それぞれのセクションを分析すると強みや弱みを把握できるため、経営戦略に役立てることができます。これを「バリューチェーン分析」といいます。

ブランディング

ブランディングとは、ブランドに対する共感や信頼などを得ることで、よりブランドとしての価値を高めていく活動を指します。よりかみ砕いていうならば、「おしゃれなコーヒーチェーン店といったらあのお店だよね」といったように、イメージづけるための戦略です。
ブランディングが成功すれば、広告に力を入れずとも自然と顧客があつまります。サービスに対して、すでにブランドのイメージが強くついているからです。それだけでなく、社員の士気が上昇したり、人材を確保しやすくなったりといった効果も。開業をするなら、ブランディングについても意識しておくと良いでしょう。

ブルー・オーシャン

競合が少ない、もしくは全くいない市場のことをブルー・オーシャンといいます。競争相手がいないため、穏やかな青い海をイメージさせる状況のため、この名がつけられました。ブルー・オーシャンを開拓し開業できれば、一人勝ちです。
とはいえ、永遠に安全というわけではありません。軌道に乗っている様子を見た他の企業が、次々と模倣してしまう危険性があるからです。競争相手が増え続け激化してしまえば、ブルー・オーシャンとは逆の状態である「レッド・オーシャン」となってしまいます。レッド・オーシャンと化した市場は、企業同士が血で血を洗うような中、生き残るための戦略が必要となります。

損益分岐点

損益分岐点とは、売上と費用の額が全く同じになる売上のことを指します。
言葉だけでは理解しにくいので、学習塾の個人経営を目指す方に向けた「低損益分岐点経営を実現できる塾」の図を参考にしてみてください。損益分岐点より左側は売上よりも費用が高くなっている、つまり赤字の状態です。逆に右側は費用よりも売上が高く、利益が発生する黒字ということです。
最低限の利益を確保できるように経営するためには、損益分岐点を意識しなければいけません。経営を続けていくためにも、算出するようにしましょう。

まとめ

開業をするなら知っておきたい基本的な用語として、バリューチェーン、ブランディング、ブルー・オーシャン、損益分岐点をご紹介しました。知っている言葉はありましたか?
ビジネス用語は、他にも数えきれないほどあります。円滑な経営のためにも、用語についてもっと調べてみてください。

ホワイトボード前でプレゼンテーションをする橙のニットを着た女性